期間工は稼げるとよく言われますが、それには満了慰労金というのが大きく関係しています。
期間工は短期間就業する派遣社員と良く似た働き方になっています。
とはいえ、複数の異なった手当が支給される、という点で期間工の方が待遇は良いと言えるでしょう。
中でも期間工特有の手当と言えるのが「満了慰労金」です。では、この制度に関する詳細をチェックしていきましょう。
満了慰労金とは
定期的に貰うことができるボーナスようのなもの
満了慰労金とは、契約期間が満了する度に期間工へ給付される特別な手当のことで、ボーナスのような位置づけとなっています。
ただし、メーカーによって満了慰労金の額は異なります。
また、3カ月ごとに給付するよう取り決めているメーカーもあれば、6カ月ごとの場合もあります。
いずれにしても、通常の給与とは別に支給されるので、期間工にとっては大変有難い制度と言えるでしょう。
連続就業の期間が長くなればなるほど満了慰労金の額もアップしていきます。
トヨタの場合、3年間期間工として勤め上げると満了慰労金の支給総額はおよそ300万円となります。
満了慰労金を多くもらう為に大切な事
出勤率が低下すると満了慰労金も少なくなってしまいます。
満了慰労金の給付額は、出勤率に応じて変動します。
多くのメーカーでは、「1カ月あたり2回の欠勤までペナルティなし」という規定になっています。
それ以上欠勤してしまうと、1日ごとに満了慰労金が減額されていってしまうので注意が必要です。
わたしが働いていたメーカーでは、「3回遅刻すると欠勤1回とみなす」という規定を設けていました。
この背景には、「遅刻しても欠勤しなければ大丈夫」というスタイルで仕事をしていた期間工が少なからずいたためとされています。
期間工としての契約日数が連続して6カ月を超えると有給休暇が発生します。
この有給を利用した休みに関しては出勤扱いとなるため、ペナルティの対象としてカウントされるという心配はありません。ですから、満了慰労金の受け取り金額には影響しないということを覚えておきましょう。
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