期間工として勤務する人の大半は自動車工場のラインで働いています。
では、自動車工場における一連の流れを見ていきましょう。
ザックリと紹介。期間工の仕事内容
車のボディーを作っていくのに6段階かかる
車のボディーを作るためには、車体を構成する金属を準備して、それを加工して行きます。
1段階目の「鋳造」は、鉄やアルミなど特定の金属を溶解させ、それを型へ流してパーツを製造して行く工程です。
2段階目の「鍛造」では、出来上がった金属パーツをたたくことで、その強度をアップさせていきます。
3段階目は「機械加工」で、名前が示す通り大型の機械を使って金属の加工を行なっていきます。
4段階目は「プレス」です。この段階では、金属へ強い圧力をかけることにより、さらに形状を変化させていきます。細かいパーツができてきたら、
5段階目の「溶接」でつなぎ合わせて一気に車の形へと仕上げていきます。
そして、6段階目の「塗装」です。塗装用のマシンで車体へ何重にも塗料を吹きかけることにより、ボディーのエクステリア部分は完成となります。
車内の調整及び完成までにはさらに3段階が必要
続いて、インテリアの調整が必要となります。
7段階目は「成形」です。これは溶かした特殊な樹脂を使い、車内の各部を成形していく工程です。
大きな枠組みができたなら、8段階目の「組み立て」に入ります。ここでは、シートを始めとする車内のアクセサリーすべてを一気に取り付けていきます。車のタイヤもこの時点で取りつけが行われるのです。
こうして、インテリアが完成したら、9段階目の「検査」に移行します。ここでは、資格を持った技術者による完成審査が行われます。
この審査をパスしたものだけが正規の商品としてディーラーで販売されることになります。
縁の下の力持ちとして働く部門もある
自動車製造のライン全体を支える部門として「運搬」があります。
この部門で働く人は、各部署からの依頼に応じて必要な部材を確保し、速やかに届けるという業務があります。
このように「縁の下の力持ち」がいるからこそ、ラインはスムーズに稼働しているのです。
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