期間工 工場の2交代勤務と3交代勤務とは その違い

工場で期間工として働く場合は、ほぼすべてのケースで交代勤務になります。

交代勤務には「2交代制」と「3交代制」があります。では、それぞれの勤務形態および特徴に関して調べてみましょう。

2交代勤務と3交代勤務　労働時間は？

日中だけ稼働している工場は大抵「2交代制」

「早番」と「遅番」の2交代制を採用している工場は、多くの場合稼働時間が「朝から夜まで」となっており、深夜帯はラインの稼働をストップさせています。

「早番」は午前6：00から午後3：00まで、もしくは午前7：00から午後4：00までの8時間労働となります。一方、「遅番」は午後3：00から深夜0：00までの8時間労働となっています。

ただし、最近では24時間稼働している工場でも2交代制を採用するケースが登場しています。この場合、「早番」は午前8：00から午後5：00までの8時間労働です。一方、「遅番」は午後8：00から翌朝の5：00までの8時間労働となっています。夕方と早朝にそれぞれ3時間の空白時間があるものの、このタイミングでラインを止めることはありません。

むしろ大抵のケースではそれらの時間を「残業扱い」として、早番と遅番の担当者に従事させています。ですから、実質は毎日11時間労働になるわけです。

24時間稼働している工場はほぼ「3交代制」

24時間稼働している工場の大半は、「早番」「遅番」「夜番」の「3交代制」を導入しています。

2交代制と同じく、「早番」は午前6：00から午後3：00までの勤務です。一方、「遅番」は午後3：00から深夜0：00までの勤務となります。そして「夜番」は、午後9：00から午前6：00までの勤務が割り当てられています。

3交代制の場合は空白になる時間は理論上存在しないものの、ラインの生産状況に応じて1時間ないし2時間程度の残業が毎日発生する、という点を覚えておきましょう。

また、3交代制の勤務時間はローテーション制です。毎週変更になる工場もあれば、2週間ごともしくは1カ月ごとにローテーションをしている工場もあります。